武術体験講座1回目

先日おしらせいたしました武術体験講座の1回目(全2回)が本日行われました。

>> 武術体験講座のご案内

ご参加くださった皆様ありがとうございます。
はっきり「武術」と銘打っての健康講座は初めてのことでしたので(太極拳も武術ではあるんですけれど…ね 汗)武術らしく、でも楽しく健康に繋げられるかということや、たった2回の講座で皆さんの中に残せることは何かと思い悩んで臨みましたけれど…いかがでしたか?

今回一番伝えたいと思った事は首の付けを緩めるということでした。
太い血管が沢山ある部分なので緩まることで血流が更に良くなり今まで以上に体の末端まで血が行き届きます。肩こりの強い方や末端冷え性の方にとって効果を感じやすいはずです。

首の付根の緩みが備われば次第に背骨周辺も緩みはじめ更に効果高まりす。
そのうえで背骨を捻り円周上を歩く走圏・消泥歩を行うと体はシャンと伸び脚は軽く更に更に循環が高まり…いくつもの効果が重なり健康になりやすいです。

と、2回の講座でここまで伝えても体感は全くできないのが正直なところ。こればかりは時間が必要になってしまいます。続ける環境を作るのは容易でないですね。

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写真は歩法の練習風景。急遽軽運動室が使えることになったので床に円を書いて歩いていただきました。上半身が捻れながら正面以外へ歩みをすすめるなんて普通はありませんよね。皆さん難しそうにでも楽しそうに練功してくださっていました。

他には基礎トレーニングにあたる内功八法の前半4つも体験していただきました。

こちらは歩みを止めて行うので手の動きを追いやすいのですが、実際のところは体幹→脚へと捻れ虎足歩から七星歩へと移行する動きに太極拳で言うところの昇降開合と螺旋の組み合わせで成り立っており、手よりも体の動きを追うのが近道です。なので指導の際は体の捻れる方向を最初に手の動きを最後に意識できるよう声掛けしました。

でもやはり皆さん形に気を取られ惑わされ真似するだけで精一杯だったのではないでしょうか。次回は首の付根の緩みと動きのキモが少しでも伝わるようもうひと工夫しようと思っています。

下のものは皆さんにお渡しした簡単な資料です。

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首の付け根について全く触れていませんでした。失礼。点数をつけたら0点ですね。

余談ですが内功八法というワードをインターネットで検索すると日本語でヒットしませんでした。これはどうしてでしょう?体のトレーニングばかりして文学や歴史の勉強をないがしろにしてしまったこと反省しています。