練習時間を重ねていくのは、自分を大切にすることと同じことです

こんにちは。
今日のタイトルはどこか少々お説教くさい・・・と感じてしまう方もいるかもしれません。
ですがとーっても大切なことなので、私の体験談と共に伝えさせてください。

気功や太極拳を嗜んでいる方々は「体調不良をきっかけに始めた」という方が多いようです。

私の場合、興味や趣向が自然と向いたのがきっかけだったのですが、ケガの回復に大きな力を発揮してくれたのは間違いありません。

仙人長寿功に、左右転功に感謝

特に最後に経験した大きなケガ「脱臼・骨折」の際には仙人長寿功の『左右転功』に頼ることになりました。

そう聞くと「どうして左右転功なの?」と気になりますよね。理由は簡単で、強い痛みや制限から他の動きが全くできなかったのです。

脱臼のうえ、剥離骨折が絡みしっかり固定が要求されました

ケガ後すぐに仕事に復帰。接客やPC仕事を左手で行い、出勤2日目に酷い肩凝りになり指圧師の手を借りました。その時こんなことではいけないと思い、太極拳講師としての妙なプライドも重なり練習を再開しました。

上記した通り左右転功だけはできたので、私の練習時間全てを左右転功に注ぎ込みました。

娘たちを寝かしつけ、私だけ起き上がり薄暗いなか約2時間の左右転功。
この話をすると多くの方に驚かれます。
ですが他の動きができなかったこと、行うと仕事の疲れが取れ肩こりがなくなること、そして何より練習時間を重ねることで左右転功がより解るようになってきて楽しくなってしまうこと、、、等々から喜んで行っていました。
ですので練習時間に対する苦はなく、"ちょっとやったら2時間"という感覚でいました。

そんな期間はどのくらいだったでしょうか、忘れてしまいましたがしばらく、だいぶ、続いたのでした。

練習時間は自分に返り、理想に近づけます

私のまわりにはスキー・スノーボードの滑り手が多いことから脱臼経験者が多かったりします。なので、そういった仲間たちに会うと"バンザイ"してもらいました。

「もう完治しているからね」なんて言いながらのバンザイは、私の思い描く位置"耳の後ろ"に上がっていませんでした。その姿を見て少々の焦りを伴いながらちょっとした時間を見つけてはコツコツと練習を続けました。
どのくらいかというと、例えばPCで読み物をする際にはその時できる練習をしながら読むといった具合でした。

その甲斐あって理想の位置まで上げられるようになりました。

根は深く…習慣の怖さ

ケガから5年以上経ち、朝まで痛みなく眠れるようになってきたことから『だいぶ良くなってきた』そう思っていました。ですがオンラインで打合せ中、ふと画面上の自分の姿を見ると顎の位置がズレていることに気づき、打合わせ内容が頭に入ってこなくなる程のショックを受けました。

・完治に近いと思い込んでいた
・真っ直ぐと感じている基準がズレていた
この2点は自分にとって相当に残念な出来事。このままでは嫌だと日々鏡を見ては調整をして過ごすようになりました。

すぐに問題の根本は顎ではなく首の付け根、大椎周辺だとわかりました。ところがケガの瞬間体に入った大きな衝撃と、長年にわたって保ち続けてきた姿勢(習慣)は簡単には調整できませんでした。

なので、実はsoraのyoutubeチャンネルで公開している仙人長寿功ムービーをよく見ると首・顎先が僅かに左にずれているのが見てとれます。気づいていた方いらっしゃるでしょうか?

中心に線を引くとわかりやすいですね(画像右)

この時期は悩み深かったです。ですがこういう時こそ誰にも悩みを明かせないタイプで、心中穏やかではありませんでした。これは自分でやったこと、招いたことと言い聞かせながら仙人長寿功に勤しみました。

仙人長寿功は”うごくおくすり”

これ↑は私がよく口にする言葉。自分自身の体験から出る言葉です。

首元のズレに気付いてから数年、ある時急にふと”調った”ような感触を得ることができました。鏡を見ると9割ほど仕上がってきたように見え嬉しく感じました。

この時点でケガ後9年。長かった〜。
今後残りの1割弱をコツコツ練習して解消していこうと心に誓いました。

鏡を見ずとも感覚で真っ直ぐの姿勢がほぼ中心に調いました

ここまで回復し、調えてこれたのは仙人長寿功の力が大きい…いえ、ほとんど仙人長寿功の力と感じます。

"うごくおくすり"の一例

例え話として、皆さんも年に数回ありそうなエピソードをお伝えしますね。

風邪をひいてしまいそうな感覚がある時、仙人長寿功を行い、その後体を冷やさないよう気をつけて休むと翌朝には風邪の感覚がなくなっている。

こういったことは何度も経験しており、おかげで大きく体調を崩すことがとても少ないです。
こんな些細なことですが、繰返し体験してきたことから「仙人長寿功は”うごくおくすり”」と自信をもって言えるようになりました。

皆さんもぜひ経験を重ねるなかで気付いっていってもらえると嬉しいです。

時間(分量)をかけることは大切

あらためて分量、練習時間を重ねることの大切さの話をしますね。

レッスンをしていると

どのくらい練習したら良いの?

と、聞かれることが多いです。
そんな時私は決まって

毎日30分…(相手の表情を見ると驚いている)
とは言いませんが、5分10分からはじめてみてください。(ちょっとホッとした表情になる)
そして毎日30分を目指してくださいね〜。

こんなやりとりをします。すると

5分やればいいのね

と解釈する方、なぜかとても多いです。
そして後々

練習しているけど効果がない

という感想から諦めてしまう…そういう方、少なくありません。
私に相談してくださる方はアドバイスや励ましの声をかけられるのですが、そうでない方だと励ましもできず、残念に感じてしまう時もあります。

なので声を大にして伝えさせてください。

効果が感じられない時は練習時間を増やしてください

人は、時間(分量)を増やす、積み重ねることで変わっていくものです。

・一流でも、そうでなくとも「上手い」と一目置かれつづける方は、その事柄に時間をかけています。
・病院で出されたお薬で効果が出ない時、成分(分量)が多いものに変えて効果を狙います。
・ウォーキングを始めたけど成果が出ない時は距離(分量・時間)を増やしたら変わります。
・食事を摂ってもお腹が満たされなかったら、もう少し食べたら(分量を増やす)満足できます。
・足湯をしていつもの時間では温まりきらないと感じた時は、時間延長すると温まりやすいです。

簡単な例ですが、本当のことと思いませんか?
気功と太極拳も同じ。どうしてって、どれも人が行って、人の身体と心に効果をもたらすものだからです。
そして個人差もありますし、その時の自分の状態などで効果までの時間も変わってくるものですよね〜。

長文失礼しました。
今日伝えたかったのは

時間をかけてあげてください。
それは自分を大切にすることと同じなのです。

ということです。

ぜひ私と一緒に練習をはじめる(続ける)ことで、自分を大切にする時間を持ってください。
少しずつ、少しづつではありますが、この意味を感じてもらえると思います。

そして『目指せ100まで元気に生きてピンコロ!』です。

最後におすすめ

来週からちょうど
sora2025夏イベント「ゆるっと、ととのう7日間」〜ココロとカラダに効く”気功・気養生”〜
という気功と気養生のイベントがはじまります。

オンライン講座が多く、オンタイム参加が難しい方の為に録画視聴も可能にしています。
今回のお話で特におすすめしたい講座は「左右転功を体験しよう!」です。
30分の講座時間の半分近くを左右転功に費やす良講座と思います。

体は毎日使い、毎日疲れます。
なので毎日ケアして調え休ませてあげる必要があります。
「おやすみ前のリセット気功」はそれを叶える一つの方法です。

他講座も、自分を整え大切にする最初の一歩の体験になると思います。
皆さんにもこの良さ、大切さが届くことを願ってお勧めします。

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