季節の養生

なんとも様子がおかしい冬よりの秋。皆さんお元気ですか?

先日、小雪という季節に入りました。
陽射しが弱くなり冷え込みが厳しくなっていき乾燥が強くなっていくのが特徴です。

この説明のように、例年のように順当に冬に向かっていければ「例年通りの体調」となりやすいのですが、今年はこれまでと違い大荒れの天候。それに伴って体調不良を感じている方が特に多いように感じます。

そんなときこそ体を動かし緩めて循環よく過ごしてください。
足湯も日々の養生のひとつとしてお薦めしますよ〜。

さて、気温は順当ではありませんが乾燥は順当にやってきていますね。
そこで気になるのはやはり喉からくる風邪などのことではないでしょうか。
というわけで私のケアの方法、少しお伝えしますね。

先ずは器具的な側面から…
家の保湿ですが、昔なじみのやかんを乗せられるストーブを使っていますので暖房しつつ保湿しつつ過ごせています(写真ではやかんが乗っていませんが 笑)。



こういったタイプの暖房器具でない方は部屋に草木を置いたり、てっとり早く加湿器を使うのもいいかもしれませんね。

次は摂るというような側面から…

1.菊茶
私は喉に良い菊のお茶(下写真右)を、特に秋〜春の期間は飲むことが多くなります。
菊単体だけでなく、プーアル茶やほうじ茶と混ぜたりしながら楽しみつつケアしています。



2.川貝枇杷膏
そして喉が痛かったり、喉や鼻の風邪をひいてしまった時は「川貝枇杷膏」(写真左)を摂ります。味は子供の頃お医者さんでもらった濃い色のシロップにどこか似ています。
長野県民としてはかりんも有名ですが、私はこちらのほうが性に合う気がしています。

直接舐めたり、外出する時はお湯に溶いて持ち歩いたりしています。


::川貝枇杷膏の成分

3.梨を煮詰めたシロップ
以前「素食のススメ」で前島先生から教えていただいた、梨を煮詰めたシロップを摂ります。
作り方はシンプルに煮詰めるだけ。子供も喜んで飲んでくれる優れものです。



さて、最後に少し発展しまして…

本格的な風邪のひきはじめの皮膚が”ぞくっ”と感じた初期の初期には
「麻黄湯」+「生姜湯」

背筋がゾクゾクと寒気を感じはじめてしまった時は
「葛根湯」+「生姜湯」

こんな感じで対応しながら過ごしています。

そして少し練功もしたほうが治りが早いと感じています。
その時の状態や人によって効果が大きく感じられる練功法は違うのでしょうけれど、行いやすさや安定的な効果を(私が)感じやすいのは還童功です。

体調の様子を見ながら5分…10分…15分…30分…と行い休むと元気が戻りやすいです。

体調が少し戻ると、仕事やら家族のことやらでつい無理をしてしまいやすい時代・社会の日本ですがそこは無理しすぎないよう過ごし、衣類の調整にも気を配って体を冷やさないよう完治まで持っていきたいですね。

それでは皆さんお元気で過ごされるよう祈っております。

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