特徴

現代的トレーニングとして

太極拳は緩やかな動作の有酸素運動として、また近年では多くのスポーツ選手が取り入れ注目を浴びる「体幹トレーニング」の代名詞としても知られています。

全身を緩やか細やかに使うことで筋量が足りない部分は程よくつき自然と全身のバランスがよくなります。
大きな筋肉と一緒に鍛えにくい細かい筋肉(インナーマッスル)も鍛えられるので怪我が少なく、動く際に部分でなく全身を一度に使うことができるようになり小柄な方でも大きな力を発揮できるようになります。

健康・美容

緩やかな動きなので年齢に関係なく取り組みやすく、全身を緩やか細やかに使うこと循環がよくなります。基本的に動きは伸筋系統でストレッチ効果が高く伸びやかな体に変化していきます。

筋肉太りすることなくきれいな体型が維持しやすいので女性にも人気が高いです。
また、体を観察しつづけながら動作をするので集中力がつきやすいです。

武術でもあるということ

「高級な武術は高級な健康法である」と私の師はおっしゃっていました。
姿勢がまっすぐ立たなければ大きな力は扱えずふらつき、どこかで力が溜まりぶつかり怪我をしやすくなります。なので姿勢を正し軸を育て体の部位をくまなく順番で使う(筋肉・体を連携して使う)ことが重要となってきます。

軸が育つと筋肉を身体を深く緩める事ができるようになり肩・腰・膝などの左右の位置が揃い自然と身体のバランスがよくなり、更なる緩みが生まれ循環がよくなるサイクルが生まれます。
肩こりはなくなり、疲れたとしても短時間で元気な体に戻れるようになります。

また緩むことで身体の細やかな動きに気付きコントロールがしやすくなり、連携した身体の使い方もできるようになり、上記したように大きな力が扱えるようになり武術として使うこともできるようになっていきます。

現在は平和な日本の中で武術して追い求めることを好まない方も多いと思いますが躰遣いを突き詰めていくと他スポーツや舞踊と共通していることに気付いてくださると思います。

生涯最後の最後まで元気で楽しく暮らすコツとして、深く掘り下げ追い求める価値のあるコトとしてお勧めいたします。