気候と体調の関連性

近年天候の移り変わりが激しいですね。
この春も寒さがおさまらず4月まで雪を感じたかと思えば、そのひと月後には真夏日…と思いきや寒くなり…と大荒れです。

そして天候と同調するかのように体調を崩す方がとても多いです。
風邪はもちろんのこと4月末にもなってインフルエンザが流行したり、節々が痛む方々…特に腰や座骨神経痛持ちの方はその症状が治りにくいようです。

更に脳梗塞、心筋梗塞、癌等の大病を患う方の声も多く聞く春となっています。感じたことのない痛み、口がまわりにくくて言葉がすっと出てこない…等々、いつもと違う異変を感じた時には大袈裟にしたくないと思わずにかかりつけのお医者さんで検査してもらってください。結果何も出ないのが一番ですし早期発見が大切ですから遠慮しないのがよいと思います。

さて今日の記事で何を伝えたいかといいますと天候と体調には関連性があるということです。

今のお家は機密性が高く冬は暖かく、夏は涼しく私たちをしっかりと守ってくれるものになりました。地方での移動はほとんどの方が車で空調を使って快適な温度で過ごせます。更に社会に守られ、自然を遠ざけ…こういった生活をしていると私たちが自然の中で生き、天候の変化が体に影響があることを忘れてしまいます。

晴れ、曇り、雨
気圧、気温、湿度、日射…等々

こういったことが私たちの体に大きな影響を与えることを覚えていてください。
近年、高温や日射に関しては熱中病という言葉が私たちに意識させるきっかけをくれましたが、湿度があると気づかないうちに冷えやすいから肌を出さないようにとか、気を使ったほうが良いことは実はたくさんあります。

一つ例をあげると、季節によって特有の現象が現れやすくなります。例えば梅雨時は体がむくみやすくなるということ。むくみは全ての病気につながります(病気の初期はむくみから現れる)。病気のむくみなのか、季節柄のものなのか判別がつきにくい時期だからこそむくみをとるようにしたほうが良い等々です。

とはいえ細かいことまで書き出すときりがないのでここではひとつだけアドバイス。いつも五感を使って自分の体を観察し変化を敏感に感じとり、面倒くさがらずに着るもので体温の調節をしてあげてくださいと伝えさえてもらいます。

更に詳しく知りたい方は養生について調べていただいたり、6月に行う「実践気候講座4 素食のススメ.1」では季節柄の現象と養生の方法まで伝えてくれますのでご興味ある方は気軽にご参加ください。

・講座に関しては下記記事をご覧ください。
>> 「素食のススメ.1「梅雨~夏にかけての食」のご案内」

最後は講座の宣伝みたいになってしまいましたが、皆さんが体調を崩さず元気に長生きできること、健康寿命が長くなることを願って書かせてもらいました。
参考にしていただけると幸いです。